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「涅槃会」 寺マップ.com

今回のお寺コラムでは2月15日「涅槃会」について紹介します。

涅槃会とは、お釈迦様が入滅(亡くなられた)された2月15日に行われる遺徳追慕と報恩のための法要です。
この日は「涅槃図」が掲げられ、お釈迦様の最後の説法である「遺教経」などを読誦し法要が行われます。
涅槃団子というお釈迦様の遺骨を模したお団子を作る地域もあります。

お釈迦様は29歳で出家し、35歳で悟りをひらき、クシナガラの沙羅双樹の下、80歳で入滅されました。
お釈迦様が入滅された日は、陰暦の2月15日とされています。
現在、法会は寺院や宗派により、旧暦の日付をそのまま新暦2月15日で行う所、1か月遅れの 新暦3月15日で行う所、旧暦の2月15日に行う所、などに分かれています。法会の形式も様々です。

【涅槃とは?】
梵語ニルヴァーナの漢訳音写。
ニルヴァーナは「吹き消すこと、吹き消された状態」を表し、仏教では煩悩の火が吹き消され、
煩悩から解放された悟りの境地を表します。また、死、特お釈迦様の死を表します。

【涅槃図とは?】
お釈迦様入滅の光景を描いた絵画で、お釈迦様は頭を北に向け、右脇を下にして横たわり、周囲に諸菩薩から
畜類に至るもろもろの衆生や、母の摩耶夫人が描かれています。


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